気軽に結婚の思い出を残せることから人気が増加しているフォトウエディング。実は、スタジオではなく新婚旅行先で撮影できる「ハネムーンフォトウエディング」があることをご存知でしょうか。
この記事では、新たな結婚式の形として人気のハネムーンフォトウエディングについて特徴やおすすめスポットなどを解説します。
ハネムーンフォトウエディングとは?
ハネムーンフォトウエディングとは、その名の通り新婚旅行とフォトウエディングをセットにしたものです。ウェディングドレスや白無垢、タキシードなど、旅行先で特別な衣装を着た状態の写真を残せるので非日常感を味わえます。
チャペルや披露宴会場とは異なり、二人にとって思い入れがある土地や野外のロケーションを活かした撮影ができることも特徴のひとつです。リゾート地の美しい海や砂浜、桜や紅葉など四季折々の植物、歴史ある建物や夜景などをバックに、二人だけのオリジナルな一枚を残すことができるでしょう。
ウェディングドレスが風になびく様子は、どこで撮影してもフォトジェニックそのもの。ハネムーンフォトウエディングは、広大な花畑やサンセットビーチなど、新婚旅行先でロマンチックな場所を訪れようと思っている人にぴったりです。
ただロマンチックなひとときを過ごすだけでなく、一生残せる思い出の写真を手に入れられます。
和装派のカップルには、日本庭園や神社など和のエッセンスを感じられる場所がおすすめです。国内ならではのロケーションで二人の姿を引き立たせられます。独自の魅力を感じられることから、洋装とセットのプランを選ぶ人もいるほどです。
新婚旅行+フォトウエディングをするカップルが増えている
新婚旅行とフォトウエディングを一緒にするカップルが増えていることをご存知ですか?実は、オーソドックスな結婚式をするより費用が抑えられることからフォトウエディングの人気が上昇しています。
また「盛大な式を挙げるのは抵抗がある」というカップルがハネムーンフォトウエディングを実施することも。フォトウエディングは旅行先での写真撮影が主なイベントとなるため、招待状や装飾アイテム、演出プランなどを長時間かけて準備する必要がありません。
現代社会では、多様な生き方をしている人がいます。結婚に対する考え方も一人ひとり異なるでしょう。さまざまな事情で結婚式を挙げないと決めたカップルにとって、ハネムーンフォトウエディングはぴったりの存在です。結婚記念の写真撮影を、旅行とともに思い出深いものへと導いてくれます。
ハネムーンフォトウエディングのメリットは?
新しい結婚式の形として話題のハネムーンフォトウエディングには、どんなメリットがあるのでしょうか。ここからは、旅行先でフォトウエディングを実施する際のうれしいポイントについて紹介します。
まず、フォトウエディングは挙式に比べて圧倒的に費用が安いです。披露宴や二次会を含む会場費や人数分の食事代、演出費などを大幅にカットできます。浮いたお金を旅行資金に充てて、グレードアップしたハネムーンを満喫することもできるでしょう。
そして、気兼ねなく自由に楽しめる雰囲気もメリットのひとつです。フォトウエディングは結婚する二人のみで行うか、親しい家族や知人を呼んで小規模なセレモニーを行うことが一般的。目上の人と接する機会が減るため、礼儀作法に気を遣いすぎずにリラックスした状態で思い出作りができます。
小さい子どもやペットとの時間を大切にしたい場合、少人数でゆったりと過ごしたい場合など、自分たちの状況に合わせてカスタムしやすいことも魅力的です。ロケーションや着る服などの自由度が高いので、思い思いのハネムーンフォトウエディングを実施できるでしょう。
また、SNSでの結婚報告がしやすいです。プロが撮影した写真をゲットできるので、映える写真が欲しいカップルにとってうってつけのイベントだといえます。FacebookやInstagramなど、インターネットでの付き合いが多い人は一考の価値があるでしょう。
ハネムーンフォトウエディングは、スケジュール調整がしやすいこともメリットです。写真撮影と旅行をまとめて実施するため、予定を空けなければならない日程がシンプルにまとまります。特に国内旅行の場合は、パスポートの手配が必要ないのでスムーズに日取りを決められる可能性が高いです。
国内のおすすめスポット
プランによってさまざまな撮影スポットがあるハネムーンフォトウエディングですが、どこで撮影しようか迷っている人も多いのではないでしょうか。ここからは国内のおすすめフォトスポットについて紹介します。ロケーション選びにこだわりたい人は、ぜひ参考にしてください。
鹿児島
鹿児島は、坂本龍馬とお龍が日本で初めて新婚旅行に訪れた場所です。まさにハネムーンフォトウエディングにぴったりのスポットだといえるでしょう。幕末の歴史が好きな人はもちろん、自然が好きな人にもおすすめします。
龍馬が訪れたのは鹿児島県霧島市です。生い茂る花々や木々、樹氷など季節によって移り変わる自然風景を体感できます。霧島連山を眺められるサイクリングコースや、森林のなかでリフレッシュできる散策ルートなどがあり、自然の中でしか撮影できない写真を残せるでしょう。
霧島神話の里公園には遊覧リフトや展望台があり、高所から鹿児島の自然を一望できます。天気がよければ桜島も見えるので、鹿児島ならではの景色が見たい人におすすめのスポットです。動物ふれあいコーナーや道の駅もあるため、小さな子ども連れでも楽しめるでしょう。
地下水とマグマが潤沢にある霧島では市内のあちこちで温泉が湧いていて、旅館の大浴場はもちろん、足湯や飲泉場などバリエーション豊かな方法で温泉を満喫できます。移動や撮影での疲れを癒すのにぴったりです。
せっかくなら龍馬とお龍ゆかりの地を訪れたいという人には、塩浸温泉龍馬公園がおすすめです。宿泊機能はありませんが、温泉施設や当時の様子を解説した資料館があります。
二人の新婚旅行に思いを馳せながら温泉に浸かったり、龍馬とお龍になりきって写真を撮ったり、楽しみ方は自由自在です。公園内は基本的に人通りが少なく静かなので、じっくり巡ることができます。
宮崎
宮崎は、昭和30~50年代にかけて起こったという新婚旅行ブームの火付け役となった土地です。両親や祖父母から、新婚旅行で宮崎へ行ったという話を聞いたことがある人もいるかもしれません。
そんな新婚旅行の元祖ともいえる宮崎の魅力は、温暖な気候とパワースポット、リゾート地のよさを一挙に楽しめることです。国内である安心感がありつつも、南国リゾートとしての強みを存分に味わえます。
宮崎は黒潮の影響を受けているため、快晴日数が多く温暖な気候であることが特徴です。せっかく写真を撮るなら、晴れた空の下がいいと考えている人は多いのではないでしょうか。屋外で撮影することが多いハネムーンフォトウエディングにとって、宮崎の気候は相性がいいといえるでしょう。
かつての新婚夫婦たちが押し寄せた青島エリアは再開発が進んでおり、おしゃれなホテルやオーシャンビューのサウナ施設、高級リゾートホテルなどがあります。リゾート地で日常を離れてラグジュアリーな気分になりたい人にぴったりです。お腹が空いたら南国グルメを味わえるのもうれしいポイント。
近くには縁結びの神様をまつる青島神社があります。目の前に海が広がり、社殿をヤシ科の植物が囲む神秘的な姿はここでしか見れません。和装・洋装のどちらも映える人気パワースポットです。
誰とも被らないユニークな写真を残したいという人は、サンメッセ日南もおすすめです。イースター島の許可を得たモアイ像が海岸沿いに並んでおり、インパクトが強い景色が広がっています。
もっと自然に寄り添う写真がいいという人は、少し遠出して都井岬に行ってみましょう。日本ではここにしかいない半野生の馬と一緒に写真を撮れます。ホースウェディングはハワイでも人気のスタイルで、躍動感あふれる一枚を残せますよ。
まとめ
フォトウエディングを検討しているなら、新婚旅行とセットで実施できるハネムーンフォトウエディングがお得です。費用面でのメリットだけでなく、予定の合わせやすさや独自性など、さまざまな魅力があります。
どんな旅がしたいか、どんな写真を残したいか、ぜひ二人で話し合って最高のフォトウエディングにしてください。